高速道路「暫定2車線」はなぜ改善されない? いまだ「20%」も残存! 地方を貧困化? 格差を生む意外な仕組みとは

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日本の高速道路は急速に拡大しているが、その約20%が暫定2車線で運用されている。暫定2車線には経済的な利点もあるが、安全面や交通渋滞といった課題が深刻化している。国土交通省は4車線化を進める方針を示しており、解決策が求められる時期に来ている。

筆者の意見

柔らかいクッション性のあるポールが使用されている中部横断道の中央分離帯(画像:都野塚也)
柔らかいクッション性のあるポールが使用されている中部横断道の中央分離帯(画像:都野塚也)

 私が考える暫定2車線の課題は次のとおりである。

1.安全面の問題
2.交通の流れの劣悪化
3.地方間格差の助長

 暫定2車線では、相互通行となるため、中央分離帯が簡易的で柔らかいポールであることが多い。このため、対向車との正面衝突のリスクが非常に高く、安全面において大きな課題がある。

 また、暫定2車線区間では基本的に追い越しができない。そのため、前に遅い車がいると、後続車はひたすらその車を追走することになる。逆に、前を走行する車両は後続車に煽られるケースが増え、両者にとってストレスがたまりやすい。

 さらに、事故や故障が発生すると、暫定2車線では道路が完全に塞がる形となり、対向車線を利用するか、通行止めとなってしまう。また、積雪などの悪天候時も、4車線に比べて除雪が困難であり、交通に与える影響が大きくなる。

 最後に、暫定2車線区間とそれ以外の区間で地域間の格差が生じる可能性がある。例えば、同じ路線で暫定2車線と4車線以上の区間がある場合、4車線の区間は利用されるが、暫定2車線の区間は避けられやすい。この傾向が、都市部と地方部との格差をさらに深めることが懸念される。

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