建設現場の大幅コストカットも! 日豪トップメーカーに見る「自動運転」の近未来図とは

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LiDAR技術に強みを持つ豪バラハと自動運転OSに強みを持つティアフォーが、自動運転車両向けに新たな知覚ソリューションの共同開発で協業。クラス最高峰のHDRカメラとLIDAR、そしてソフトウェアを組み合わせ、新たな知覚ソリューションを実現する。自動車だけでなく、建機やその他の領域への応用にも注目である。

200社が使用する自動運転OS

 一方のティアフォーは、自動運転OSの開発を行う名古屋大学発のディープテック・スタートアップ企業であり、名古屋市に本社を置く。

 同社は「自動運転の民主化」によって社会全体に利益をもたらすことを目指しており、世界初のオープンソースの自動運転OS「Autoware(オートウェア)」の開発を主導。あらゆる組織・個人が自動運転技術の発展に貢献することが可能なエコシステムの構築に取り組んでいる。

 2020年にはSOMPOホールディングスと資本提携を行っており、自動運転技術と自動運転の走行前・走行中・トラブルを総合的にサポートする「Level IV Discovery(レベル・フォー・ディスカバリー)」サービスを一体で提供する「自動運転プラットフォーム」の開発に取り組んでいる。

 ティアフォーの自動運転技術は国内外で評価されており、世界で最も使用される自動運転OSとなっている(国内外で200社以上が使用)。

 例えば2021年の東京五輪(TOKYO 2020)において、選手村で運行されたトヨタの自動運転モビリティ「e-Palette(イーパレット)」の自動運転OSとして採用されるなど、数々の実績を持つ。

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