岐路に立つ日本EV! 日産失速、後発スズキが挑む逆転シナリオ――軽EV戦略で描く国内復活の道

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日産とスズキのEV展開は対照的で、リーフは2025年7月719台と販売失速。一方、スズキはトヨタ支援で軽EV「eビターラ」を投入。国内EV比率1~2%の低水準が示す課題と、産官学協働による競争力強化の必要性が浮き彫りになる。

軽EV戦略の明暗

日産自動車のロゴマーク(画像:時事)
日産自動車のロゴマーク(画像:時事)

 日産とスズキの電気自動車(EV)展開は対照的な動きを見せている。EVの商品化では、日産リーフや三菱i-MiEV、MiniCAB MiEVが先陣を切っていた。日産は公式ウェブサイトで販売や生産状況を公開しており、投資家向けの情報も提供している。

 日産リーフは、日本のEVを牽引してきたモデルだが、販売は失速している。2025年7月の販売台数は719台で、日本が297台、欧州が1台、米国が421台であった。前年同月の2024年7月は2958台(日本490台、欧州880台、米国1588台)であり、明らかな落ち込みだ。3代目モデルが登場すれば巻き返す可能性はある。しかし、中国勢を中心に世界のEV競争が激化するなか、日産が自動的に選ばれる保証はなくなった。

 日産にはリーフ以外のEV車種もあるが、軽自動車EVのサクラも国内販売が減少している。2024年8月は1530台だったが、2025年8月は860台に落ち込んだ。

「国内EVの先駆者」

である日産の勢いの衰えがうかがえる。

 一方で、軽自動車を得意とするスズキは、後発ながらトヨタなどの支援を受け、世界戦略EV「eビターラ」を投入した。EV市場の国際競争が激化するなか、日本の自動車産業全体が抱える構造的課題はさらに浮き彫りになっている。

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