子連れ帰省は「トイレ」との戦い? 年末年始を乗り切る高速道路対策とは

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年末年始の高速道路利用時、子育て世帯にとって「トイレ問題」は大きな課題だ。調査によると、84%の親が運転中に急なトイレ問題に直面した経験があり、渋滞時の対策が求められている。事前準備と快適なトイレ設備の充実が、経済効果と利用者の安心感を高める鍵となる。

子育て世帯の高速道路利用実態

刈谷PA「デラックストイレ」のキッズ&ベビールーム(画像:刈谷ハイウェイオアシス)
刈谷PA「デラックストイレ」のキッズ&ベビールーム(画像:刈谷ハイウェイオアシス)

 高速道路を利用する際、トイレ対策としてSAやPAの利用が理想的だが、実際に子育て世帯にとって使いやすいトイレとはどのようなものだろうか。

 国土交通省が実施した「子ども連れに対する多機能トイレ等の利用実態アンケート調査」によると、未就学児を持つ親の38.3%が

「多機能トイレ」

を利用していると回答している。筆者自身も、子どもが小さい時期やトイレトレーニング中には、広いスペースと衛生的な環境を求めて多機能トイレを選んでいた。

 もし、SAやPAのトイレが整備されていなかったり不衛生であったりすると、子育て世帯は高速道路の利用を控え、一般道を選んだり遠出を避けることがあるだろう。

 しかし、近年のSAやPAでは、子ども連れに配慮したトイレが増えており、商業施設や遊具なども充実しているため、子どもと一緒でも快適に過ごせる環境が整備されている。

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