子連れ帰省は「トイレ」との戦い? 年末年始を乗り切る高速道路対策とは

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年末年始の高速道路利用時、子育て世帯にとって「トイレ問題」は大きな課題だ。調査によると、84%の親が運転中に急なトイレ問題に直面した経験があり、渋滞時の対策が求められている。事前準備と快適なトイレ設備の充実が、経済効果と利用者の安心感を高める鍵となる。

渋滞時の危険回避とトイレ準備

緊急ミニトイレ(画像:サンコー)
緊急ミニトイレ(画像:サンコー)

 小さな子どもと高速道路を移動する際は、早めに休憩を取ってトイレを済ませておくことが重要だ。さらに、どのSAやPAのトイレが使いやすいか、混雑状況について事前に調べておくとより安心できる。

 移動中に子どもがトイレに行きたくなった場合に備えて、車内で使用できる

・携帯トイレ
・簡易トイレ

を準備しておくことをおすすめする。これらは100円ショップで手に入る簡易的なものから、災害時にも対応可能なしっかりとした作りのものまで幅広く販売されており、状況に応じて選ぶことができる。また、紙おむつを常備しておくのも有効だが、使用後の臭いが車内に充満しないよう、消臭ポリ袋を一緒に用意しておくとより効果的だ。渋滞時に

「高速道路の路肩に停めてトイレを済ませればよい」

と考えることもあるかもしれないが、これは非常に危険であり絶対に避けるべきだ。高速自動車国道法第17条では、「みだりに高速自動車国道に立ち入り、または高速自動車国道を自動車による以外の方法により通行してはならない」と定められており、これは違法行為に該当する。さらに、筆者の経験上、トイレが必要な状況で

「トイレは大丈夫?」

と声をかけるのは避けたほうがよい。子どもは「トイレ」という言葉を聞いただけで急に行きたくなることがあるため、余計にトイレに行きたくさせてしまう可能性がある。

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