「ドライバーをいじめるな」 高速道路「SA/PA有料化」でSNS紛糾、報道の真偽を確かめる
日本高速道路保有・債務返済機構が公表した「高速道路SA/PAにおける利便性向上に関する整備方針」がSNSで、先日話題になった。しかし誤解が多くないだろうか。
ネットで物議を醸した提案

日本高速道路保有・債務返済機構(横浜市)は2023年12月26日、「高速道路SA/PAにおける利便性向上に関する整備方針」を一般向けに公表した。
これは現在、高速道路の一部サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で発生している渋滞による駐車困難や、その他指摘されているさまざまな課題や要望について、研究会(2021年から実施)の内容をまとめたものである。
しかし、そのなかの一文が抜き出されてメディアにセンセーショナルに取り上げられ、SNSなどで大きな物議を醸した。それは、
「中長期的な対策として、一定時間以上の利用に対する有料化を検討」
というものだった。これに対し、SNS上では
「そうでなくても通行料金が高いのにその上SA/PAの有料化など言語道断」
「休憩をガマンしたムリな運転で事故が増える」
「ドライバーをいじめるな」
といった批判が殺到した。これはどういったことなのか。まずは報告書の原文を確認しないことには始まらない。報告書はインターネット上で公開されており、誰でも内容を確認できる。
というわけで、筆者(柿内季之、トラックライター)は報告書を早速読んでみたが、特段憤慨するようなことはないと感じた。