子連れ帰省は「トイレ」との戦い? 年末年始を乗り切る高速道路対策とは

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年末年始の高速道路利用時、子育て世帯にとって「トイレ問題」は大きな課題だ。調査によると、84%の親が運転中に急なトイレ問題に直面した経験があり、渋滞時の対策が求められている。事前準備と快適なトイレ設備の充実が、経済効果と利用者の安心感を高める鍵となる。

年末年始の渋滞対策術

サービスエリア(画像:写真AC)
サービスエリア(画像:写真AC)

 年末年始は、長距離ドライブや帰省で高速道路を利用する人が増える時期だ。しかし、この時期には渋滞や急なトイレ問題が発生することもある。

 特に、子ども連れの家庭にとって、移動中のトイレ問題は大きな悩みの種だ。年末年始の混雑を避けるためには、事前にしっかりとトイレ対策を準備することが大切だ。

 本稿では、一児の母である筆者(小島聖夏、フリーライター)が子どもがトイレに行きたくなったときの対策と、サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)で使いやすいトイレの選び方を紹介する。

子どものトイレ問題、84%が経験

家族でドライブ(画像:写真AC)
家族でドライブ(画像:写真AC)

 2022年4月9日、海南警察署(和歌山県海南市)が主催した「春の交通安全運動 啓発活動」において、サンコー(同)が実施した調査結果が注目された。調査対象は、3~9歳の子どもを持つドライバーで、84%が

「運転中に子どもがトイレに行きたいと言って運転を急がされた経験がある」

と回答した。

 子どもが急にトイレに行きたくなった場合、一般道では商業施設などのトイレを利用できるが、高速道路では、

・SA
・PA

を目指す必要がある。しかし、渋滞に巻き込まれると、目的地に到達するまでに時間がかかるため、事前にトイレ対策を講じておくことが非常に重要となる。

 筆者は、過去に渋滞中に子どもが「トイレに行きたい」と急にいい出し困った経験がある。そのため、出発前には必ず「トイレ対策」を行うようにしている。では、どのような対策を実施すると効果的なのか。

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