全国のサービスエリアに広がる「貧富格差」 地方じゃガラガラ&無人の場合も 超人気“海老名SA”はむしろ例外である

キーワード :
, , ,
設備が充実しているSAもあれば、逆に充実から程遠いSAも存在する。このため、本稿では地域ごとのSAの“質”の違いについて考察し、改善点を“ズバリ”述べていく。

場所で異なるSAの“質”

大津SA(画像:写真AC)
大津SA(画像:写真AC)

 日本全国に広がる高速道路。その高速道路における休息ポイントとして重要な存在であるのが、サービスエリア(SA)だ。ほとんどの高速道路に設けられており、高速道路利用の“質”が向上する。

 SAは高速道路が誕生した当初からあり、名神高速道路の大津SAが運用を開始してから半世紀以上の歳月が経過している。

 2000(平成12)年頃までは休憩ポイントに特化したSAが多く、全国のSAにおいて大きな差異は見受けられなかった。しかし、2005年10月に高速道路事業が民営化され、NEXCOが誕生して以降、個性的で特徴的なSAが増加し、これらは単なる休憩ポイントに留まらなくなっている。

 しかしながら、路線や地域によってSAの施設の“質”には相違が生じているのが実情である。筆者(ズバリ英朗、道路ライター)は頻繁にSAを利用しており、その結果として地域格差を身をもって経験している。

 設備が充実しているSAもあれば、逆に充実から程遠いSAも存在する。このため、本稿では地域ごとのSAの“質”の違いについて考察し、改善点を“ズバリ”述べていく。

SA対PA、規模と設備で差別化

寄居PA(画像:写真AC)
寄居PA(画像:写真AC)

 例外はあるものの、SAはパーキングエリア(PA)よりも大規模で、設備も充実していることが一般的だ。

 通常、SAはおおむね50kmごとに配置されており、時速100kmで移動すれば、わずか30分ごとにSAが現れる計算になる。実際、主要な高速道路である東名高速道路や名神高速道路などでは、いくつかの区間を除き、このような一定の間隔が保たれている。

 SAには、ドライバーと車に対して一時の安息とくつろぎを提供するための施設が整っている。PAに存在するトイレや自動販売機に加えて、SAにはフードコート、売店、給油用のガソリンスタンドなどが用意されている。

 近年では、24時間営業のコンビニエンスストアやカフェチェーン店を併設したSAも増加し、地域コミュニティ施設も組み込まれた一体型施設であるハイウェイオアシス(HWO)も各地に誕生している。これにより、SAはますます進化を遂げている。

全てのコメントを見る