さすがは地図大手? ゼンリン観光アプリを使って分かった、圧倒的「メリット」「デメリット」

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地図大手ゼンリンが、長崎市内の観光用アプリの提供と実証実験を開始した。実際に利用したライターが、メリットと課題をリポートする。

行動分析による個別レコメンドも

STLOCALの体験は長崎新地中華街からスタート。日本三大中華街の一つで、南北250mの十字路を中心に約40件が軒を連ねる(画像:会田肇)
STLOCALの体験は長崎新地中華街からスタート。日本三大中華街の一つで、南北250mの十字路を中心に約40件が軒を連ねる(画像:会田肇)

 本アプリの主な機能は、「旅の計画」「デジタルチケット」「スタンプラリー」「ポイント交換」「旅の記録」などを一つのアプリ上で完結できることだ。行動した記録や購買情報をもとに移動の見える化を地図上で展開し、さらにその行動を分析して個人に合わせた最適な情報をレコメンドすることを可能としている。

 具体的には、スマホにインストールしたSTLOCALのアプリを使い、エリアごとに行きたいところを選ぶと自動的に周遊コースが設定され、その間で必要となる公共交通機関の乗車券や、施設の入場券などを電子チケットとして事前購入できる。これによって、キャッシュレスで観光地を周遊できるようになるのだ。

 ウェブサイトは市内を15エリアに分けており、地元ならではの目線で取材した定番スポットや隠れた名所を紹介している。その内容はかなりの充実ぶりで、それを読むだけでも行った気になれるほど。これは現地を訪れる前の参考としてぜひ事前に読んでおくことをオススメしたい。

 この日は中華街を出発地とし、まず腹ごしらえのために中華街の料理店「蘇州林(そしゅうりん)」に立ち寄り、その後、国内最古の木造洋館建築「グラバー邸」と1893(明治26)年築の「孔子廟(こうしびょう)」を訪問ルートを選んだ。

 移動には路面電車を使った。行きたい場所をアプリ上で選ぶとその経路と所要時間が表示され、その区間ごとの詳細な経路も案内される。選んだ経路は保存が可能で、アカウントを登録してあればチケットを事前に購入しておくこともできた。

 また、事前に購入しておかなくても、経路上で表示される「チケット購入可」のアイコンから移動途中に購入することもできる。旅行中は予定が変更になることも多く、行くことが決まってから購入しても遅くはない。それでも事前に手配しておくことで、入場時はスマートに入れる。なお、チケットは最大6枚まで購入できる。

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