物流ドライバーを苦しめる「腰痛」問題! 米国の衝撃“1ドル強盗事件”が浮き彫りにした経済損失の現実
物流業界の腰痛問題は、発生率が他業種の4倍に達する深刻な課題となっている。長時間運転や不適切な姿勢が原因となり、経済損失は年間3兆円に達するとの報告も。腰痛予防が業界の経済成長にも寄与する可能性があり、企業や社会全体での対策が求められている。
座る姿勢で腰痛悪化

物流業界における腰痛は、もはや“職業病”といえるほど深刻な問題となっている。
厚生労働省の報告によれば、陸上貨物運送事業の腰痛発生率(死傷年千人率)は全業種平均の0.1を大きく上回る0.41であり、物流業界における腰痛の発生率は一般の職業に比べて約4倍高いことが明らかになっている。
具体的な事例としては、厚生労働省の資料に納品先で台車を使って運搬中、荷物が倒れそうになり支えた際に腰に痛みを感じ、その後1か月間の休業に至ったといった報告がある。腰痛の原因は多岐にわたる。
・荷下ろし時の腰への負担
・長時間の運転による振動
・座った姿勢での圧力
・不規則な勤務がもたらす心理的な負担
など、さまざまな要因が複合的に影響している。
このように、米国に限らず日本においても物流業界と腰痛の関連性は深い。特に座る姿勢による腰への負担が大きいことが一般的に認識されており、立っている姿勢よりも座っている姿勢の方が腰に与える負担が大きいとされている。