QRコード決済、「公共交通」で普及しない理由とは?進化する決済環境、解決策は「海外との連携」か

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コード決済は、日本の消費者に急速に浸透しているが、公共交通での普及はまだ遅れている。PayPayなどのサービスは、海外との連携を進める一方で、QRコード決済特有の課題が残る。しかし、相互利用の進展により、インバウンド市場向けに新たな可能性が広がりつつある。

公共交通への壁

路線バス(画像:写真AC)
路線バス(画像:写真AC)

 PayPayや楽天ペイなどのコード決済は、日本の消費者にとって一般的な支払い手段になりつつある。コード決済とは、スマートフォンアプリを使い、QRコードやバーコードで認証して支払う「スマートフォン決済」の一形態だ。

 現在、多くの小売店でコード決済の利用環境が整備されているが、公共交通では普及が進んでいない。コード決済特有の仕組みが、公共交通での利便性を妨げているのが現状だ。

 それでも、コード決済はクレジットカードに匹敵する有力な決済手段になる可能性を秘めている。そのカギを握るのは、

「海外サービスとの連携」

だ。

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