BMWとNTTデータ、1000人規模のITハブ構築へ! 場所はなんと「ルーマニア」 いったいなぜなのか?
BMWとNTTデータがルーマニアのクルージュ=ナポカに新たに設立するITハブは、欧州でのIT戦略の一環として2024年に約250人でスタートし、2027年までに1000人規模を目指している。「ルーマニアのシリコンバレー」とも呼ばれるこの地には優れた人材が集まり、IT発展を支える強力な拠点になりそうだ。CASE革命が進む自動車業界では異業種の連携が欠かせず、NTTデータとBMWの協力が生み出す未来に期待が高まる。
世界に広がるBMWのITハブ

BMWは、
・ドイツ
・ポルトガル
・南アフリカ
・中国
など、戦略的に重要なポイントにITハブを設置している。グループおよび合弁会社でソフトウエア開発に取り組んでおり、世界中で1万1000人以上も働いているともいわれている。ルーマニアの次は、インドにセンターを設置する。
ITやAIの分野がものすごいスピードで進化している現代においては、優秀なエンジニアの確保がますます重要になっている。地域や人種にとらわれることなくエンジニアを集めるには、ITハブという考え方が有効だろう。ITやAIといった分野は、もはやひとつの国や地域に人を集めて仕事をするような時代ではない。
世界各地のITハブが、同じテーマを24時間態勢で取り組んでいるかといえばそうではない。
BMWは、プロセスマップ上のポートフォリオを構築・俯瞰(ふかん)したうえで、テーマを各地域のITハブに割り振っている。NTTデータと設立したルーマニアのITハブは、欧州に焦点を当てて、欧州連合(EU)をはじめ各国の法令や規制、複雑なサプライチェーン、生産、販売を包含したモジュールの構築に取り組む。