南海トラフの脅威!紀伊半島123万人が直面する「脆弱インフラ」の現実、能登半島地震が示した教訓を生かせるのか?

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8月8日に南海トラフ地震の臨時情報が発出された。紀伊半島は広大な面積を持ち、人口は123万人いるため、山岳地域での救援活動が難しくなる可能性が高い。能登半島地震の教訓を生かして、今後の防災対策が急務となっている。

能登半島の教訓

紀伊半島(画像:国土交通省)
紀伊半島(画像:国土交通省)

 2024年8月8日に南海トラフ地震の臨時情報が発出された。南海トラフ地震は広範囲に被害をもたらす可能性があり、日本にとってこの地震に備えることは急務である。

 近畿地方南部、太平洋に突出する紀伊半島は、南海トラフ地震の影響を特に受けやすい地域とされている。この地域は山が多く、平野が少ないため、地震による被害が懸念される。

 その地形は、2024年1月1日の地震で大きな被害を受けた能登半島と多くの共通点がある。今回は、能登半島地震の経験が南海トラフ地震、特に紀伊半島にどのように活かされるのかを考えてみたい。

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