爆音マフラーの愛用者は「サイコパス」だった? カナダの心理学研究で判明、騒音規制の未来で今後どうするのか
「爆音マフラー」の使用が反社会的な傾向と関係している可能性が示された。心理学研究によれば、サイコパシーやサディズムのスコアが高い学生に爆音マフラーの使用が多く見られ、注目を浴びたいナルシシズムとは関係がないことがわかった。
反社会的性格の関係

データの分析結果によると、爆音マフラーを使用する傾向は、
・サイコパシー
・サディズム
のスコアが高い男子学生に顕著に見られることがわかった。衝動的でスリルを求める傾向が強く、他人への共感が低い。また、他人が傷ついたり苦しんだりする様子を楽しむことがあり、場合によっては自分が加害者になることもある、ということである。
意外なことに、当初予想されたナルシシズムは有意な予測因子ではなく、同様にマキャベリズムも関連性がなかった。
この研究結果が示唆するのは、爆音マフラーを使用する人々が注目を浴びたいためにそうしているわけではなく、むしろ彼らが思った以上に
「反社会的な性格特性」
を持っている可能性があるということだ。シャーマー氏は「Psychology Today」に寄稿した記事で、
「この結果は、クルマの(排気)音を大きくする人が、わざと他人を邪魔して傷つけるためにそうしている可能性がある」
「これらの人が他人に与える否定的な状態が動機になっている可能性があることを示唆している点で懸念される」
と述べている。
この研究は、大学生を対象にしたパイロット研究(大規模な本格的研究を実施する前に、研究方法や仮説の妥当性を確認するために行われる小規模な予備研究)であり、結果の再現性を確認する必要があるものの、もし爆音マフラーが反社会的な傾向と結びついているとすれば、
「笑いごとでは済まされない問題」
となるだろう。