世界中が「クルマ中毒」 なんと労働者の“半数”がクルマ通勤! EV普及より先にやるべきことがあるのでは?

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世界の通勤の約51%がクルマによるもので、地域差が大きい。電動自転車キャンペーンがEV補助金より費用対効果が高く、短期的な炭素排出量削減に有望だ。

世界のクルマ利用の実態

通勤ラッシュで渋滞する幹線道路(画像:写真AC)
通勤ラッシュで渋滞する幹線道路(画像:写真AC)

 2024年3月に「Environment International」に掲載された研究によると、オーストリアとコロンビアの研究チームは、世界全体の通勤の

「約51%」

がクルマによって行われていると報告している。つまり、世界は依然としてクルマに大きく依存しているのだ。

 この研究では、61か国794都市から交通手段に関するデータを収集し、その合計人口は約8億5000万人に上る。研究チームは、

・自動車
・公共交通
・アクティブな移動手段(徒歩&自転車)

をモデル化し、世界各地でどのように通勤が行われているかを説明している。地域によってその傾向には差が見られる。

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