世界中が「クルマ中毒」 なんと労働者の“半数”がクルマ通勤! EV普及より先にやるべきことがあるのでは?

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世界の通勤の約51%がクルマによるもので、地域差が大きい。電動自転車キャンペーンがEV補助金より費用対効果が高く、短期的な炭素排出量削減に有望だ。

EV推進より電動自転車

カナダ・ブリティッシュコロンビア州サーニッチ地区(画像:OpenStreetMap)
カナダ・ブリティッシュコロンビア州サーニッチ地区(画像:OpenStreetMap)

 このように明らかに世界はクルマに頼り過ぎており、電気自動車(EV)を推進するよりも

・公共交通の拡充
・自転車利用の推進

が先決のように思える。

 しかし中規模および大規模都市での長距離通勤で徒歩&自転車移動は総じてなかなか困難であり、一方で公共交通は充実したサービスを提供するために十分な数の乗客を必要とするため導入が難しい地域もある。

 だが解決策もある。短距離から中距離の移動を電気自転車(&電動アシスト自転車)に代替させることが有効な政策として注目されているのだ。

 カナダ・ブリティッシュコロンビア州サーニッチ地区では、2021年と2022年に収入に応じて新しい電動自転車の費用を補填する振興キャンペーンを提供した。基本の補填(ほてん)額は350ドル(約5万円)で、最も低所得の世帯は最大1600ドル(約23万円)を受け取ることができた。

 このキャンペーンを利用した者の93%が電動自転車を初めて購入し、60%が自転車に乗ること自体が初めてだった。

 購入から1年後、ユーザーは電動自転車に満足し平均で週に3~4日、日常生活に取り入れていることが調査で判明した。彼らは毎週のクルマ移動を平均で

「48km」

減らしており、利用以前の炭素排出量の30~40%が削減されたのである。

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