半端ないアウェー感! 日本なのに「船内 = ほぼ韓国」という摩訶不思議な船旅をご存じか

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船旅の魅力は、飛行機では味わえない独特の体験にある。さまざまな新路線が導入され、2025年には石垣と台湾を結ぶ新路線も予定されている。

新造船続々登場、フェリーの進化

ウラジオストク港(画像:写真AC)
ウラジオストク港(画像:写真AC)

 ロシア軍のウクライナ侵攻という国際情勢下で、外務省がロシア全域に渡航中止勧告(レベル3)を継続する現在、ロシア行きのハードルは極めて高い。しかし、かなりユニークな航路である。

 そして、欧州と1本のレールでつながるウラジオストク駅舎を見ながらの入港シーンには、ロシアという国というよりも

「ユーラシアという巨大な大陸」

に近づいていく壮大なスケール感がある。

 ウラジオ航路の復活以外にも2024年から2025年にかけて日本発フェリー国際航路にはトピックがめじろ押しだ。

 大阪・神戸~上海航路には新造船「鑑真號」が就航。旅客の運航は上海港のターミナル改修が完了する9月に再開する予定だ。新船では個室が増え、乗客のプライバシー重視。

・ロビー
・レストラン
・ラウンジ
・バー・ダンスホール
・多目的ホール
・ジム
・ゲームコーナー
・マージャン室
・キッズルーム

なども備える。

 先述の大阪~釜山航路ではパンスタードリームに代わって、2025年春から新造船「パンスターミラクル」が登場する。客室の多くにバルコニーを設け、デッキには屋外プールやジェットバス、屋台なども設けたクルーズフェリーで、従来船よりもかなりグレードの高いものとなる。

 これまでの国際フェリーは、船はかなり古いが、飛行機では得られない特別体験ができる

「希少性」

という魅力がふんだんに詰まっていた。しかしパンスターミラクルのようなクルーズフェリーの登場は、海外への

「船旅そのもの」

を優雅に楽しめる時代の到来を告げるものだ。

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