半端ないアウェー感! 日本なのに「船内 = ほぼ韓国」という摩訶不思議な船旅をご存じか
船旅の魅力は、飛行機では味わえない独特の体験にある。さまざまな新路線が導入され、2025年には石垣と台湾を結ぶ新路線も予定されている。
国際航路の“アウェー感”

飛行機の旅は、羽田や関空などの国際空港から飛び立ち、目的地の空港に下り立って
「初めて異国を感じる」
ものだ。しかし船旅は違う。道頓堀でコテコテの大阪に触れたあと、地下鉄でコスモスクエア駅(住之江区)へ行き大阪国際フェリーターミナルへ。
館内に一歩足を踏み入れると、そこは韓国語が飛び交い、
「何を詰めているのかわからない段ボール箱」
がいくつも積み上げられている。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や通天閣などでみんなが知っている大阪はみじんもない。乗り場からしてもうそこは韓国。空港にはない“アウェー感”にめまいを覚える人も多いに違いない。
この圧倒的なアウェー感は、乗船後さらに強まる。乗組員は韓国などすべて外国籍で、日本人の接客スタッフは見当たらない。これは韓国船籍のパンスタードリームだけではなく、
・下関航路の日本船籍「はまゆう」
・博多航路の同「ニューかめりあ」
でも同じこと。例外はJR九州高速船の「クイーンビートル」で、日本人の客室乗務員がいる。これは国際航路ではレアケースで、クイーンビートルはどちらかというと飛行機旅の感覚にかなり近い。