半端ないアウェー感! 日本なのに「船内 = ほぼ韓国」という摩訶不思議な船旅をご存じか

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船旅の魅力は、飛行機では味わえない独特の体験にある。さまざまな新路線が導入され、2025年には石垣と台湾を結ぶ新路線も予定されている。

韓国の香り漂う日本の海景

韓国料理のイメージ(画像:写真AC)
韓国料理のイメージ(画像:写真AC)

 話を元に戻すと、日本語を話すスタッフがいるため、コミュニケーションで苦労することはない。ただ、船内ショップがまるで韓国のコンビニエンスストアのような品ぞろえで、出港前からハングル文字の洪水の洗礼を浴びることになる。また、船内に漂う香りに、

「すでに現地に着いてしまった錯覚」

に襲われるはず。さらに、レストランメニューがほぼ韓国料理である。筆者の乗船時は夕朝食ともにビュッフェスタイルだったが、釜山に上陸する前に

「いろいろな意味でおなかいっぱい」

となる。ここで気づくだろう。パンスタードリームは“海に浮かぶ韓国”なのだ、と。

 しかしアウェー感満載の船だからこそ、

「飛行機ではまず得られない旅のだいご味」

というものがある。大阪を出港したパンスタードリームは間もなく右手に神戸の街と六甲の山並みを望み、明石海峡大橋をくぐる。淡路島が後方に過ぎ、やがて小豆島のたそがれ、そして高松の夜景を見ているうちに、瀬戸大橋の下を通過する。

 いずれもまぎれもなく瀬戸内海で展開する風景。出国審査を終え、身は日本を出てしまったのに、まるで関西から九州に向かうフェリーの上にいるようだ。しかし船内はバリバリのコリアンワールド。

「船内は韓国・景色は日本」

という不思議なパラレルワールド感覚にどっぷり浸ることができる。

 翌朝、目覚めると左手に対馬の島影が見える。「なんだ、まだ日本か」と思っていたら、間もなく釜山の高層ビル群が水平線の向こうにバーンと出現する。

「日本と韓国ってこんなに近いのか」

ということを肌で感じられるのも、この航路の魅力だ。

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