韓国ソウルの「電車・バス乗り放題カード」が進化中! 1か月でCO2「1800トン削減」という実績も

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ソウル市が導入した「気候同行カード」は、月額約6800円で市内交通が乗り放題。観光客向けには1日5000ウォンからのものもあり、人気急上昇中。月1800トンの温室効果ガス削減が見込まれる。

気候同行カード、日本導入の難しさ

ソウルの街並み(画像:写真AC)
ソウルの街並み(画像:写真AC)

 日本での気候同行カードの導入は、まだまだハードルが高い。現在、定期券は存在するものの、一定区間内での利用に限定されており、1か月間電車やバスに乗り放題というシステムは今のところ存在しない。

 また、日本の鉄道運賃は距離に応じて段階的に加算されるため、全国一律制を導入するには、運行コストやインフラ維持コストを考慮した運賃設定が必要となる。

 さらに、日本の場合、JRグループと多数の私鉄があり、各社の競争や収益構造に違いがある。これが、全国一律の定額運賃制度の導入を難しくしている要因のひとつだろう。バスも同様である。

 一方、韓国では、国有企業KORAIL(韓国鉄道公社)が、全国の鉄道網の鉄道事業者として中心的な役割を果たしており、その規模と影響力は、定額運賃制の導入に有利な状況を作り出している。また、バスは民間企業であるが、ソウル特別市が強い監督権を持っている。

 このような違いが、技術的な面だけでなく、運用の複雑さや市場構造を統合する必要があることから、日本における気候同行カードの導入を現状では困難にしている。

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