韓国ソウルの「電車・バス乗り放題カード」が進化中! 1か月でCO2「1800トン削減」という実績も
ソウル市が導入した「気候同行カード」は、月額約6800円で市内交通が乗り放題。観光客向けには1日5000ウォンからのものもあり、人気急上昇中。月1800トンの温室効果ガス削減が見込まれる。
ソウル乗り放題カードの魅力

2024年1月、月額約6800円でソウル市内の電車、深夜バスを含む市内バス・町内バスが乗り放題になる「気候同行カード」がスタートした。その人気はますます高まり、今ではさらに進化している。
観光客向けの気候同行カードは、以下のように全部で5種類ある。
・1日券:5000ウォン
・2日券:8000ウォン
・3日券:1万ウォン
・5日券:1万5000ウォン
・7日券:2万ウォン
このカードがあれば、国内外からの観光客はソウルの地下鉄や市バスが乗り放題になる。ただし、公共自転車は対象外だが、10月から始まる漢江リバーバス(マゴクからチャムシルまで運行する水上バス)は対象だ(7月25日時点、5000ウォンは約550円)。
10月から地下鉄の運賃が値上げされる予定のため、1回の乗車で1550ウォン(約170円)、市内バスは1500ウォン(約165円)だから、1日に4回乗れば元が取れる。ましてや観光客の場合、降りる駅を間違えたり、乗るバスを間違えたりする可能性が高い。
また、観光客向け気候同行カードは、ソウル市立科学館やソウル大公園の入場料が50%割引になるなど、適用される文化・公演施設で割引特典を受けることができ、観光客にとって利便性が高い。
ソウルを訪れる外国人観光客は、
・ソウル観光プラザ観光情報センター
・明洞観光情報センター
・地下鉄1~8号線のカスタマーセンター
・地下鉄近くのコンビニエンスストア
でカードを購入し、地下鉄1~9号線の自動券売機で自分のスケジュールに合った枚数を選び、料金を支払ってから利用することができる。