駅の約50%が「無人駅」 このまま地域崩壊か、はたまた駅舎活用のチャンスか? そもそも“性善説”で使わせて大丈夫かという治安懸念も

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全国で無人駅が急増し、2019年度には48.2%が無人駅に。駅舎を地域活性化の拠点として、U・Iターン者の地域交流や活動の場として活用するケースが増えている。廃線後も地域資源として再利用できる可能性がある。

廃線後も活用できる資産

無人駅(画像:写真AC)
無人駅(画像:写真AC)

 このように、まちづくりやコミュニティー形成と連動した無人駅の有効活用例は多い。

 筆者が取材すると、地域交流だけでなく、自分の得意技や技術を教える場を求める人が、高齢者を中心に意外に多いことがわかった。要するに、高齢になればなるほど、自分の

「生きた証」

を若い世代に伝えたいのである。しかし、地域にはそのような場が意外に少なく、貸し会議室などは高額で利用しにくいケースが多い。このような背景から、無人駅を希望者に安価で貸し出し、地域活性化の拠点とすることは理にかなっているのだ。

・趣味の教室
・各種ワークショップ

で無人駅がにぎわえば、地域活性化の明るい材料になる。無人駅に行くために鉄道を利用する人も出てくるかもしれない。そうなれば、鉄道事業者にとって多少なりとも収益が見込める。駅は廃線後も資産として活用できる。

 先日訪れた福島交通の曽根田駅(福島県福島市)には、7000系列車が置かれ、休憩やテレワークのための施設として活用されていた。廃車体をスペースとして地域に開放する方法も可能性があるかもしれない。

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