鉄道利用者の減少で逆に注目? 全国各地の「鉄道公園」、その魅力を再考する

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各地の鉄道公園では、廃線となった線路を活用し、蒸気機関車の展示や宿泊施設など、多彩なレジャー体験を提供している。人口減少による鉄道利用者の減少により、今後廃線が増えることが予想されており、鉄道公園の新たな役割への関心が高まっている。

経済成長期の鉄道遺産

千葉県いすみ市にあるポッポの丘(画像:TRJN)
千葉県いすみ市にあるポッポの丘(画像:TRJN)

 これらの施設は

「日本の鉄道技術・鉄道文化の伝承」

を目的のひとつとしており、かつて運行していた車体や鉄道施設・設備を展示している。車両は屋外の露天(雨露をしのぐための上屋は設置されている)で展示されており、何台も展示している施設はある程度の面積がある。見学できるよう周辺を芝生などで整備していたりするため、必然的に公園的な施設となっている。

 鉄道公園のなかでもよく見られるのは、かつて利用されていた駅舎を活用し、そこで車両を屋外展示して周辺を整備しているものだ。

 このような鉄道公園は廃止された路線の施設跡地に開発されていることが多い。炭鉱の石炭輸送のために作られた鉄道が廃線となったものや、1980年代に国鉄分割民営化を前に廃止されてバス路線となったものなどである。

 日本の経済発展黎明期から高度経済成長期までを支えてきた路線で、長く地域住民の生活や地域産業に寄り添ってきたことから、その記憶を後世まで残すために公益性のある施設として整備された。鉄道施設の跡地活用の一環であり、記念碑である。

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