「日本のバイク」が世界販売の4割以上を独占する超シンプルな理由【連載】バイクしようぜ!(2)

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日本のバイクデザインが世界で高い人気を誇る理由は、技術革新と人間中心の設計思想にある。ホンダ、ヤマハ、スズキの上位3社で世界シェアの44.8%を占め、その魅力は高性能エンジン、快適性、先進技術という独自の組み合わせにある。

世界シェアの約半分は日本メーカー

レースシーンでも活躍する「YZF-R1」(画像:ヤマハ)
レースシーンでも活躍する「YZF-R1」(画像:ヤマハ)

 日本のバイクのデザインの美しさと独自性は、多くのライダーを魅了している。

 日本自動車工業の報告によると、2022年の二輪車輸出台数は、前年より11.4%増加。

 さらに、自動車産業専門調査会社・フォーイン社から発刊している「世界二輪車統計年刊 2023」によると、世界のバイクシェア率ではホンダが33.8%でトップを誇る(販売台数ベース)。日本メーカートップ3社であるホンダ・ヤマハ・スズキを合わせると、

「44.8%」

と半数近くにのぼる。

 なぜ日本のバイクはこれほどまでに世界中から支持を集めているのだろうか。その答えを探求していこう。

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