自動車整備工場の「フランチャイズ化」進行中? 経営者の80%が「将来に不安」、加盟のメリット・デメリットとは何か
近年、整備工場の「フランチャイズ化」が加速している。その背景には複数の要因がある。具体的にはどのようなものがあるのだろうか。
「フランチャイズ化」の急増

近年の自動車整備工場の数は、コロナ禍の一時的な落ち込みから徐々に回復の兆しを見せている。日本自動車整備振興会連合会(JASPA)が2022年度に実施した自動車特定整備業実態調査によると、整備工場数は9万1849か所で、前年度比0.15%増となった。
一方、
・指定工場数
・整備士人数
・工場における整備士保有率
は前年度に比べて減少傾向にある。
さらに、こんなデータもある。2020年5月から8月にかけて、自動車業界紙・日刊自動車新聞社とフォーバルが共同で実施した整備業経営者へのアンケート調査である。コロナ禍の影響も相まってか、回答者の約8割が「先行きに不安を抱えている」と回答している。
そんなさまざまな不安のなか、近年、整備工場の「フランチャイズ化」が進んでいることをご存じだろうか。
フランチャイズ化とは、個々の整備工場にフランチャイズ本部が
・ブランド
・技術
・経営ノウハウ
などを提供し、経営効率やサービス品質の向上を図るビジネスモデルだ。特に経営資源に乏しい中小整備工場にとっては、競争力を高める有効な戦略である。
そこで本稿では、この潮流の背景にある複数の要因を掘り下げ、フランチャイズ化が整備業界にもたらすメリットと注意点を解説する。