自動車整備工場の「フランチャイズ化」進行中? 経営者の80%が「将来に不安」、加盟のメリット・デメリットとは何か
近年、整備工場の「フランチャイズ化」が加速している。その背景には複数の要因がある。具体的にはどのようなものがあるのだろうか。
自動車整備業界への今後の影響

自動車整備工場のフランチャイズ化にはメリットもデメリットもあるが、実際に成功しているケースも少なくない。
例えば、「車検のコバック」で知られるコバック(愛知県豊田市)は、全国に500店舗以上のフランチャイズ店を展開し、全社を挙げて集客と接客サービスの向上を目指している。
また、加盟店間で情報を共有することで、個々の整備会社が質の高いサービスを提供できるようになり、業界全体の信用が高まり、顧客の整備会社に対する信頼感にもつながっている。
また、整備会社にとっても、フランチャイズ化は経営の安定と技術力の向上を図る上で有効な手段である。今後は、顧客サービスの質を向上させるだけでなく、2024年10月1日から国産車で実施されるOBD(車載式故障診断装置)による車検や、EV車の登場など、新しい技術や情報への対応も求められる。
また、自動車整備業界におけるフランチャイズ化の進展は、技術革新の迅速な導入、経営効率の向上、ブランド力の強化など、持続的な成長を支える要素を多く含んでいる。特に、自動運転やEVシフトといった新技術への対応が求められる現代において、今後の整備業界のカギを握ることになるだろう。