フォーミュラカーレース人気復活なるか? 今月開催「EV界のF1」に寄せられる大きな期待
チケット競争、激化の一幕

2024年に入り、フォーミュラカーレースの話題がよく見られる。3月30日には東京・有明でABB FIA(国際自動車連盟)フォーミュラE世界選手権が初開催される。
フォーミュラEとは、化石燃料を使用しない電気自動車によるフォーミュラカーレース。サーキットは世界各地の市街地やリゾート地に特設されたコースである。東京大会では、湾岸エリアの東京ビッグサイトを囲む全長2582mのコースとなる。国内初の大都市における本格的な市街地公道レースであり、注目が集まっている。
今回のTokyo E-Prixではレース観戦のほか、
・レーシングシミュレーター体験
・ドライバーサイン会
・ライブステージ
などのイベントも用意され、幅広い層で楽しめる内容になっている。チケットはカテゴリーA+で8万4500円、一般席で一番安価なカテゴリーCで
「1万2000円」
だが、1月18日の先行販売ですでに完売している。3月1日に追加席が販売されたが、こちらも数分足らずで完売したほどの人気だ。
Tokyo E-Prix、注目の狙い

フォーミュラEは2014年からの開催で、日本では2018年から日産フォーミュラEチームが参戦し、今回のTokyo E-Prixにも出場する。
2月23日~4月24日の間、銀座のNISSAN CROSSINでは「NISSAN FORMULA E PARK」を開設し、レーシングシミュレーターやさまざまな体験アトラクションを用意してTokyo E-Prixを盛り上げている。また、3月30日には六本木ヒルズアリーナに全長110mのオーバル型特設サーキット「NISSAN FORMULA E ROPPONGI CIRCUIT」が現れ、フォーミュラEマシンがデモランを行う。
Tokyo E-Prixの決勝の様子はフジテレビで生放送する予定であり、F1の放送終了から約10年を経てのフォーミュラカーレースの地上波放送となり、期待感が高まっている。
今回は国内初めての開催ということで注目されている面もあるが、Tokyo E-Prixは大都市での大型モータースポーツイベントのインパクトを知らしめたといえる。大都市でのシティツーリズム(主に都市部を訪れ、観光や文化体験を楽しむ旅行形態)がいわれるなか、
「新たな都市型エンターテインメント」
としても注目される。その一方で、大阪のF1誘致計画は物議をかもした。
1月23日、大阪観光局が大阪・関西万博終了後にF1世界選手権シリーズの誘致を目指すことを発表。大阪のF1誘致については2018年に大阪市が大阪・関西万博の会場であり、その後カジノを含む統合型リゾート(IR)開発を計画している夢洲(ゆめしま)を候補地として誘致を目指すことを発表したが、2022年には断念した経緯がある。