率直に言う 電化区間で“気動車”を走らせることは、鉄道の「退化」である

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電気鉄道切り替えの動きは国鉄時代から各地で見られたが、それに逆行するかのような動きがある。これは「退化」ではないのか。

ダイヤ改正の余波

会津若松駅(画像:写真AC)
会津若松駅(画像:写真AC)

 JR東日本の磐越西線では、会津若松~喜多方間の電化設備を廃止する動きがある。磐越西線は、会津若松でスイッチバックするため、一部の臨時列車を除き、 この駅を直通する列車はない。

 郡山~会津若松間は電車列車、会津若松~新津間は気動車列車であり、2022年3月のダイヤ改正で会津若松~喜多方間の電車列車はなくなり、電化の意味がなくなってしまった。かつては快速列車などが喜多方まで直通していたが、それもなくなり、電化設備は不要となった。

 磐越西線は、会津若松駅の構造上、同駅で運転系統を分けるのが効率的である。喜多方まで電化したのは、観光客誘致のために直通列車を走らせたかったのが理由だろう。

 しかし、会津若松~喜多方間は多くの列車が頻繁に運転され、乗り継ぎができるようになり、直通の意味がなくなってしまった。こうした状況から、会津若松~喜多方間の電化設備の廃止が検討されているのだ。

 鉄道各社は電化のネットワークを拡大するのではなく、設備の負担を軽減する方向で動いている。それに合わせて「退化」させなければ、鉄道を運行する側の負担は重くなるという事態も起こっている。

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