通勤「1時間以上」の人は30分未満の人より、抑うつ症状“16%増加” 韓国の研究チームが発表、コロナ後の日本サラリーマンの進むべき道とは

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日本人は、1日1時間19分を通勤に費やしている。また、コロナ以降、テレワークを導入する企業も減少している。これからの日本人の働き方はどうなっていくのだろうか。

通勤時間が長いと抑うつ症状

通勤電車のイメージ(画像:写真AC)
通勤電車のイメージ(画像:写真AC)

 さて、このことはどのような問題を引き起こしているのだろうか。興味深い調査をご紹介したい。

 韓国・仁荷大学校の公衆衛生研究者イ・ドンウク氏らの研究チームは、2万3000人以上を対象にした大規模研究において、1時間以上を通勤に費やす人は、通勤時間30分未満の人に比べて、

「抑うつ症状を経験する確率が16%も高い」

と2023年12月に報告を行った。

これはおそらく通勤時間が長いと、睡眠時間が短くなることの結果ではないかと考えられている。睡眠不足や睡眠の乱れは、

・生活習慣病
・うつ
・認知症

など、さまざまな病気のリスクになると考えられている。

 例えば睡眠時間が7~8時間だと、

・肥満
・高血圧
・脂質異常症

のリスクが低くなり、睡眠が短くなるほど病気のリスクが高まるという報告がある。

テレワークの効果

テレワーカーのコンディション(組織コッミットメント、パフォーマンスの発揮状況)は、相対的に、出社者よりもテレワーカーの方が主観的に優れていることが判明した(画像:パーソル総合研究所)
テレワーカーのコンディション(組織コッミットメント、パフォーマンスの発揮状況)は、相対的に、出社者よりもテレワーカーの方が主観的に優れていることが判明した(画像:パーソル総合研究所)

 さて、上述のように、健康という観点からは通勤時間は短いほうがよいということになるが、ご存じのとおり、日本においては働き方改革やコロナ禍でのテレワークの浸透によって、この通勤時間が一時的に短くなっていた。その結果どうだったかといえば、実際にやはり健康的な影響があるようだ。

 国土交通省の令和2年度「テレワーク人口実態調査」によると、テレワークを実施してよかったこととして、「通勤が不要、または、通勤の負担が軽減された」ことを挙げる人が73.8%とトップであった。

 さらに、コロナ禍で行われたパーソル総合研究所「テレワークによる組織の求心力への影響に関する定量調査(2020)」によると、出社者よりもテレワーカーのほうが、

・組織コミットメント(会社への愛着や感謝、一員であることの誇り、など)
・パフォーマンス発揮の状況(仕事において活力がみなぎっている、挑戦ができているなど)

が良好であることがわかった。

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