もはや鉄道会社ではない? JR西日本の「組織改正」にみる、今後注目すべき事業戦略とは

キーワード :
,
JR西日本は、2024年1月1日付で組織改正を実施した。とりたててメディアなどに取り上げられていなかったが、組織改正の内容が興味深い。その内実とは。

マーケティング本部の設置

岡山と鳥取・島根を結ぶ特急やくも(画像:JR西日本)
岡山と鳥取・島根を結ぶ特急やくも(画像:JR西日本)

 JR西日本は、2024年1月1日付で組織改正を実施した。とりたててメディアなどに取り上げられていなかったが、組織改正の内容が興味深い。

 JR西日本のプレス発表によると、

「グループマーケティングを通じたシナジーと新たな価値創出機能を担うマーケティング本部を設置し、その中に鉄道事業のマーケティング機能を担う鉄道マーケティング部を配置する」

という。

 今までは鉄道事業の営業を担う組織として鉄道本部内に営業本部があった。今回の組織改正で営業本部を廃止する代わりに、鉄道マーケティング本部がその役割を担いながら、グループマーケティングにおける施策スピードを向上させ実行力を高めていくそうだ。

 JR発足以降、営業施策やマーケティングを考える営業部門は、鉄道事業と鉄道事業以外にはっきりとわかれていたが、JR西日本グループとして営業部門を一本化するのだ。ある意味、

「伝統を打破した画期的な施策」

といえよう。

全てのコメントを見る