全国のサービスエリアに広がる「貧富格差」 地方じゃガラガラ&無人の場合も 超人気“海老名SA”はむしろ例外である
設備が充実しているSAもあれば、逆に充実から程遠いSAも存在する。このため、本稿では地域ごとのSAの“質”の違いについて考察し、改善点を“ズバリ”述べていく。
求められるSAの新しい可能性

SAの地域格差は、路線の交通量に依存する利用者数によって引き起こされている深刻な問題だ。ほとんどのSAは民間企業によって運営されており、その経営は売上や利益を考慮せざるを得ない。
しかしながら、地方の閑散としたSAをそのままにしておくことは許されない。筆者は地方のSAを頻繁に利用するが、その高揚感を持続させるためには積極的な対策が求められる。
前述の津軽SAでは、SAで撮影した写真をSNSに投稿すると、敷地内のリンゴ園で収穫したリンゴを使ったジャムをプレゼントする企画があったり、手前の高速道路には
「今日も空いている津軽SA」
「混雑知らずの津軽SA」
といった、やや自虐的な横断幕が掲げられたりしていた。
現状は確かに厳しいが、こうしたキャンペーンや広告、ご当地グルメや土産物の販売、地域の特色を活かした施設の設置などを通じて、SAの魅力を一層引き立て、存続させるべきだ。
「SA = 海老名SA」
という華やかなイメージは都会人限定で、もはや例外である。全国のSAに広がる「貧富格差」「地域格差」は深刻なのだ。