NEXCOのサービスエリアにある3社の「ビミョ~な違い」をご存じか

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高速道路を上手に利用するためには、管轄エリアの微妙な違いを理解する必要がある。本稿ではこれを解説する。

NEXCOの成り立ち

常磐自動車道下り線。守谷SAの施設エントランスにはNEXCO東日本のロゴが設置されている(画像:都野塚也)
常磐自動車道下り線。守谷SAの施設エントランスにはNEXCO東日本のロゴが設置されている(画像:都野塚也)

 2023年12月現在、日本の高速道路は通称「NEXCO(ネクスコ)」によって管理・運営されている。以前は日本道路公団という特殊法人が行っていたが、経営が放漫で収益が不透明だったため、2001(平成13)年の小泉内閣誕生とともに民営化が推進され、2005年10月1日に設立された。

 NEXCOはJRと同様、東日本、中日本、西日本の3社にわかれ、それぞれが独立して事業を展開している。本社も

・NEXCO東日本:東京都千代田区
・NEXCO中日本:愛知県名古屋市
・NEXCO西日本:大阪府大阪市

と、日本の三大都市圏にある。

 高速道路の看板や案内表記は、NEXCOの管轄エリアによって仕様が変わることはなく、料金体系も基本的に同じだ。私(都野塚也、ドライブライター)は仕事とプライベートで年間約6万kmを走っているが、特に違和感はない。

 ただ、細かいことになると微妙な違いがあり、スムーズに物事を進めるためには管轄エリアをよく理解しておく必要だ。

 読者の皆さんは、高速道路を上手に使いこなすために、管轄エリアの微妙な違いを理解するために、この記事を読んでいただきたい。

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