「ドライバーをいじめるな」 高速道路「SA/PA有料化」でSNS紛糾、報道の真偽を確かめる
日本高速道路保有・債務返済機構が公表した「高速道路SA/PAにおける利便性向上に関する整備方針」がSNSで、先日話題になった。しかし誤解が多くないだろうか。
混雑緩和の切り札

今回、さらなる検討課題として挙げられているのは、混雑が激しい大都市近郊のSA/PAにおける「一定時間を越える駐車に対する有料化」である。
これは、現在行われているさまざまな混雑対策を検証した上で、将来を見据えた長期的な視点に基づく施策案のひとつに過ぎず、SNSで大騒ぎするようなものではない。
現在検討されている案をまとめると、以下のようになる。
現在、混雑や駐車スペース不足のために休憩機会を逸している車両が駐車・休憩できるようにするためには、駐車マスの“回転率”を上げることが何よりも重要である。そのため、短期的な対策として、短時間利用者の多い休憩施設に短時間限定駐車マスを試験的に導入し、状況を見ながら拡大していく。
中長期的な対策としては、一定時間以上の利用を有料化することを検討する必要がある。ただし、その場合、長距離利用者への配慮が必要だ。利用者と直接コミュニケーションできるメディア(SNS、動画配信サイトなど)を活用しつつ、関係者と連携して適正利用を促す広報活動を行わなければならない。
また、別の方向性から次のような施策も検討されている。休憩施設間の距離が長く、ドライバーの負担が大きい地域では、短期的な対策として、ミニPA・インターチェンジ(IC)内の駐車場を利用した簡易休憩施設の設置を検討する。
高速道路本線や隣接地に用地がない場合や、短期的な対策では効果が限定的な場合には、用地取得の可否を踏まえ、中長期的な対策として、本線SA/PAや路外SA/PAの新設を検討する。