「ドライバーをいじめるな」 高速道路「SA/PA有料化」でSNS紛糾、報道の真偽を確かめる

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日本高速道路保有・債務返済機構が公表した「高速道路SA/PAにおける利便性向上に関する整備方針」がSNSで、先日話題になった。しかし誤解が多くないだろうか。

休息確保への一手

SA/PA駐車スペースのイメージ(画像:写真AC)
SA/PA駐車スペースのイメージ(画像:写真AC)

 問題の箇所の内容を簡単にまとめると、

・SA/PAにおける休憩・休息機会の確保
・確実な駐車機会の提供、駐車マスの予約/有料化

となる。

「SA/PAにおける休憩・休息機会の確保」は、現在一部のSA/PAで問題となっている混雑の解消案である。2018年度以降、2022年度までに、既存駐車場のレイアウト変更などにより、大型車用の駐車マスを約3000台増やすことに成功。全国では約3万台分の駐車場を確保している。

 このようなレイアウト変更による短期的な駐車マス増設に加え、これまで駐車場として利用されていなかった園地部を新たに活用することによる増設も報告されている。

「有料化」という言葉は、2番目の「確実な駐車機会の提供、駐車マスの予約/有料化」で登場する。ただし、何の対策もなしに単に有料化するという意味ではない。その前段階として、一部のSA/PAでは、大型車を対象とした短時間(1時間以内)限定駐車マスの実証実験が始まっている。

 また、豊橋PA(愛知県豊橋市)では、夜間の長時間駐車を希望するドライバー(運送会社)を対象に、事前予約と有料制を組み合わせた実証実験をすでに実施している。さらに、通常の大型車よりも広い駐車マスが必要なダブル連結トラックを対象とした駐車場予約制の実証実験も行われている。

 短期的な対策としては、短時間駐車限定マスの実証実験を開始し、その結果を踏まえて本格運用を開始する。2024年度まで順次拡大するとされている。

 中長期的な検討課題としては、短時間限定駐車マスの効果が低いSA/PAでの有料化の検討だ。先に実証実験を行った豊橋PAの結果を踏まえたものになる。また、運行スケジュール上、ドライバーの仮眠が避けられない運送会社も対象となる。

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