電動キックボード「Luup」がネットで長らく批判され続ける理由 127億円調達で上場準備も、いったいなぜなのか?

キーワード :
,
127億円の資金を調達し、注目を浴びている電動キックボードシェアリングサービス大手のループ。同社に批判が集まる理由とは。

ユーザーとの対話欠如

電動キックボード(画像:写真AC)
電動キックボード(画像:写真AC)

 前述のように、悪質ユーザーへの対応が不十分との批判が絶えず、ループの信頼性に影響を与えている。

 例えば、エックス(旧ツイッター)では、サービスの公式アカウントのほか、経営陣の個人アカウントが見られる。これらのアカウントには悪質ユーザーを非難するコメントが多数寄せられているが、同社は一切返答していない。また、同社の電動キックボードが事故を引き起こした場合、あるいはなんらかの事故が発生した場合の相談先も明確に示されていない。

 本記事執筆にあたり、ループに改めて安全性や悪質ユーザーへの対応について問い合わせたが、同社は

「電動キックボードをご利用いただくにあたっては警察庁監修の交通ルールテストを全問連続で正解いただく必要があり、また交通ルールの順守についてはアプリ内のみならず、SNSやメール等でも啓発に努めております」

との回答にとどまった。またエックスに寄せられている違反行為の情報提供については、次のような回答だった。

「一般の方々からいただく情報に関しましては、重大な事故につながりかねない違反については、事案の悪質性、具体性などに鑑み、適宜情報収集に努めています。適宜、凍結等の対応を取りますが、オンラインでいただく情報の性質上、事実認定が難しいものが多くあるのも事実です」

 ループが悪質ユーザーを放置しているとは全く思わない。しかし、悪質ユーザーの排除に明確な形で対処していることを示さない限り、一般ユーザーからの信頼を勝ち取ることは難しいのではないか。

全てのコメントを見る