電動キックボード「Luup」がネットで長らく批判され続ける理由 127億円調達で上場準備も、いったいなぜなのか?

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127億円の資金を調達し、注目を浴びている電動キックボードシェアリングサービス大手のループ。同社に批判が集まる理由とは。

安全対策とユーザー数の開示不足

電動キックボード(画像:写真AC)
電動キックボード(画像:写真AC)

 もちろん、悪質ユーザーは全体のごく一部だろう。にもかかわらず、ループのマイナスイメージが払拭(ふっしょく)できない理由は、同社の“対応”にある。

 近年、ループは自治体や企業と連携し、政治家からも賛辞を受けるなど、まっとうな企業のイメージ作りに努めている。メディアにも数多く登場し、サービスの価値や社会貢献をアピールしてきた。

 その一方で、安全性や悪質ユーザーへの対応に関する情報開示は遅れている。

 例えば、筆者(昼間たかし、ルポライター)が『日刊SPA!』の取材で2023年9月にユーザー数について問い合わせたところ、同社は「非公開」と回答し、

「アプリのダウンロード数は100万以上」

と述べるにとどめ、具体的なユーザー数については言及を避けた。そのときに書いた記事は「“危険走行”電動キックボードで死亡事故も…運営するサービス事業者を直撃した」(2023年10月4日配信)として配信され、大きな反響を得た。

 また、同社が実施しているユーザーのマナー向上のための講習会の受講者数も非公開だ。

「公益性の観点」

からユーザー数を公表するのが交通事業者の常識である。この通底する“不透明さ”も批判されるべきだ。

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