県庁所在地なのに「JR松山駅」がしょぼすぎるワケ 高架化で汚名返上なるか?

キーワード :
, ,
愛媛県松山市のJR松山駅が2024年秋、生まれ変わる。予讃線の高架化にともない、建て替えられるためで、四国の県庁所在地で「最もしょぼい」とやゆされてきた汚名返上となるか。

駅舎の歴史と工事着手が遅れたワケ

ホテルやショッピングセンターを併設した徳島市の徳島駅(画像:高田泰)
ホテルやショッピングセンターを併設した徳島市の徳島駅(画像:高田泰)

 松山駅は昭和初期の1927(昭和2)年、初代駅舎とともに開業した。

 初代駅舎は戦災で焼失したが、戦後の1953年、四国4県共催の国体に合わせて建て替えられた。2000(平成12)年には初代駅舎を模した形にリニューアルされている。だが、鉄筋コンクリート製の建物とはいえ、2階建ての小規模施設。改札前に店舗があるが、商業施設といえるほどの規模ではない。

 香川県さぬき市から遊びに来た大学生のカップルは

「レトロな雰囲気は悪くないが、県庁所在地というよりもっと田舎の駅へ来た感じ」

買い物をして愛媛県宇和島市へ戻る主婦(62歳)は

「他県の県庁所在地は駅がもっと立派。松山だけが取り残されている」

と表情を曇らせた。

 徳島県徳島市のJR徳島駅は1993年に建て替えられ、駅舎に18階建てのホテルと約80店が出店するショッピングセンターが併設された。香川県高松市のJR高松駅は2001年に新駅舎が完成し、現在4階建ての商業施設を整備中だ。高知県高知市のJR高知駅は2008年に高架駅となり、南北両側にバスや路面電車が乗り入れる駅前広場が設けられている。

 松山駅は約30年前から鉄道高架構想があり、愛媛県の

・財政難
・用地買収の遅れ

で工事着手が遅れていた。駅舎だけを急いで整備できなかった事情があるものの、四国他県の県庁所在地中心駅に比べると、規模や商業施設の点で見劣りが否めない。

全てのコメントを見る