女性パイロットを全然見かけないのはなぜ? 日本では「1.8%」というレア存在、男女平等時代に乗り越えるべき課題を明らかにする
飛行機で旅行するとき、搭乗口からパイロットの姿が見えることがある。手を振ってくれることもあれば、何かの準備で忙しそうにしていることもある。そんなとき、女性パイロットを見たことがあるだろうか。
希少過ぎる存在

飛行機で旅行するとき、搭乗口からパイロットの姿が見えることがある。手を振ってくれることもあれば、何かの準備で忙しそうにしていることもある。そんなとき、女性パイロットを見たことがあるだろうか。
おそらくほとんどの人が女性パイロットを「見たことがない」と答えるだろう。日本では全パイロットの
「1.8%」
しか女性がいない。
パイロット不足が叫ばれるなか、女性パイロットを増やすことは業界にとって必要不可欠だ。にもかかわらず、その割合はここ数年大きく変わっていない。
なぜ女性パイロットが少ないのか。理由のひとつは、
「パイロットは男性の職業」
という考えがいまだに根強いことだ。また、女性が働きやすい環境が整っていないことも要因のひとつである。こうした環境を変えなければ、女性パイロットは増えない。
本稿では、女性パイロットを取り巻く環境と課題、そして今後の展望について述べる。