女性パイロットを全然見かけないのはなぜ? 日本では「1.8%」というレア存在、男女平等時代に乗り越えるべき課題を明らかにする

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飛行機で旅行するとき、搭乗口からパイロットの姿が見えることがある。手を振ってくれることもあれば、何かの準備で忙しそうにしていることもある。そんなとき、女性パイロットを見たことがあるだろうか。

世界における女性パイロットの割合

女性パイロットについて書かれたANAのウェブサイト(画像:ANA)
女性パイロットについて書かれたANAのウェブサイト(画像:ANA)

 世界を見回しても女性パイロットの割合は非常に低く、

「4~6%」

というデータがある。少ないながらも数は増えており、2002年から2022年までで、米国の女性エアラインパイロットの数は75%増加した。エアラインパイロット全体の人口が15%しか増加していないことを考えると、これは大きな増加である。

 女性パイロットの数が最も多いのはインドで、約13%である。世界平均の約2倍もの女性パイロットがいる理由は何だろうか。それは、

・通勤時に安全性が確保された職業
・男女平等な賃金の職業

であることが挙げられる。

 インドでは通勤中に襲われる女性が後を絶たない。警備員付きの送迎サービスがある航空会社で働くことは、身の安全を確保するための選択肢のひとつである。

 若い世代の意識が変化し、女性のキャリア志向が高まっているインドでは、男女平等に高収入を得られるパイロットも魅力的な仕事と見られている。

日本での変遷

飛行機(画像:写真AC)
飛行機(画像:写真AC)

 日本で女性がエアラインパイロットとして活躍するようになったのは、ここ20年ほどのことである。

 日本初の女性機長が誕生したのは2010(平成22)年。1976(昭和51)年に米国の航空会社に女性機長が誕生していたことを考えると、非常に遅い。

 とはいえ、女性パイロットの数はここ10年ほどで大幅に増えた。これは、国内エアライン初の女性機長となった藤明里氏をはじめ、女性が男性と同じように活躍できることを講演やメディアで積極的に発信してきた影響によるところが大きい。

 パイロットを目指す女性たちにとって、女性パイロットから直接話を聞くことは難しかったが、彼女たちは積極的に講演を行い、新聞などのメディアからも取材を受け、その存在を広く知らしめた。

 彼女たちの努力は、パイロットという職業を女性にとってより身近なものにしたのかもしれない。

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