船で日本から「外国へ渡る」ことはできる? 方法は3つ、2023年の現状をリポートする

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ジェット機の普及とともに国際線のネットワークが拡大することで、海外に行く際にわざわざ船で行こうと考える人は著しく減少していった。2023年現在、「日本から船で海外に渡る」ことは完全にできないのだろうか。答えは「ノー」だ。

「国際定期客船」という選択肢

日中国際フェリーのウェブサイト(画像:日中国際フェリー)
日中国際フェリーのウェブサイト(画像:日中国際フェリー)

 ふたつ目を紹介する。

●国際定期客船を利用する
 純粋に日本と海外の港を往復するだけの国際定期客船は完全に消滅した訳ではなく、近隣国との往復限定で今も存在している。比較的最近まで日本とロシアや台湾を結ぶ国際定期客船も存在していたが、2023年10月現在、国際定期客船で行ける外国は韓国と中国のみだ。次に詳細を記しておこう。

【韓国】
・関釜フェリー(下関 = 釜山)
 関釜フェリーは山口県に本社がある会社で、韓国の釜関フェリーと共同運行により、毎日1往復で運行している。往復のいずれもが夜に出港し、翌日の朝に到着する。

・カメリアライン(博多 = 釜山)
 日本の近海郵船と韓国の高麗海運の合弁で設立された会社が毎日1往復で運行している。博多発は昼行便(12時30分発)でその日の夕方に到着し、釜山発は夜行便が基本だ。

・JR九州高速船(博多(※) = 釜山)
 高速船(いわゆる水中翼船)を毎日1往復運行させており、所要時間は3時間40分で、フェリーよりも短い。博多は9時発、釜山は15時発なので、無理をすれば日帰りの往復が可能だ。※運行会社では「博多」ではなく、「福岡」と表記している。

・パンスタークルーズ(大阪 = 釜山)
 韓国企業・パンスター(日本法人はサンスターライン)が運営し、大阪と韓国を結ぶ唯一のフェリーだ。週に3往復し、所要時間は19時間。月曜と水曜は大阪を15時発、金曜は17時発だ。

【中国】
・日中国際フェリー(大阪・神戸 = 上海)
 中日国際輪渡が運行し、日中国際フェリーが総代理店を務める。毎週火曜日に神戸港と大阪港を交互に出港し、所要時間は46~48時間程度。新造船「鑑真號」が2024年5月に就航予定だ。

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