「全然休憩できない」 トラックドライバーに付きまとう“駐車トラブル”という終わりなき苦悩、SA・PAも空かずのリアル
10月初め、ある男性トラックドライバーのX(旧ツイッター)での発言が話題となった。内容はコンビニ店員とのトラブルに関するもので、投稿によると、男性はコンビニの駐車スペースにトラックを止めていたところ、朝6時頃、店員にドアをノックされて起こされたという。解決方法はあるのか。
NEXCO3社の対応

高速道路での休憩は、ドライバーの休憩問題のなかでも特に重要である。多くのドライバーが長距離を移動するため、高速道路上の適切な休憩場所は不可欠なのだ。
しかし、現状では休憩用のトラック駐車スペースの確保が難しいため、高速道路会社はドライバーの安全と休憩の必要性を考慮し、この問題を解決するためにさまざまな対策を講じている。
NEXCO3社は2018年から2022年にかけて、
・サービスエリア(SA)
・パーキングエリア(PA)
に大型車用の駐車スペースを約3000台分増設した。施設の面積が限られているため、乗用車用のスペースを大型車用に振りわけたり、レイアウトを変更したりした。2023年度にはさらに約600台の増設を計画している。
NEXCO中日本では「兼用マス」の開発にも取り組んでいる。平日の夜間は大型車、土日祝日の昼間は普通車の利用が多くなるため、大型車と普通車の両方が利用できるように駐車スペースの時間帯を設定している。
しかし、駐車できない場合はどうすればいいのだろうか。駐車スペースが満車の場合、他の利用者の迷惑になるとして、高速道路会社はドライバーが通路部分で一時停止して空きスペースを待つことを認めていない。そのため、駐車スペースがない場合は、基本的に次のSA・PAに向かうしかない。
その結果、適切な駐車スペースに止められないトラックが、通路や普通車スペース、あるいは出入り口ランプの路肩に停車するケースが増えており、これも問題になっている。