「新世代のLiDAR」その実力は? ヴァレオが発表 自動運転の高度化加速か

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フランスのヴァレオが第三世代となるLiDARを発表した。検知範囲、解像度、フレームレートの点で従来品を大幅に上回る性能をもつ。これにより自動運転の高度化が加速する可能性がある。

2024年市場デビューの第三世代LiDAR

ヴァレオが発表した次世代ライダーの動作イメージ(画像:ヴァレオ)。
ヴァレオが発表した次世代ライダーの動作イメージ(画像:ヴァレオ)。

 フランスの自動車部品大手ヴァレオが2021年11月25日(木)、第3世代となる自動車用スキャンニングLiDAR(以下ライダー)を発表した。2024年に市場投入の予定としている。

 周囲の物体の形状や距離をレーザー光で測定するライダーは、自動運転の「目」と言われる装置だ。今回の新型は、前世代と比較して解像度が12倍、検知範囲が3倍、視野角が2.5倍に。車両周囲の3Dリアルタイム画像を450万ピクセルと25フレーム/秒の速度で生成し続けるという。

 また、独自の知覚機能により、クルマの周りにあるすべてのオブジェクトを検出、認識、分類するとのこと。ドライバーの死角になる近くの車両も追跡し、アルゴリズムによってその軌道を予測して、必要な安全操作を起動させる。

 ヴァレオのスキャニングライダーはすでに15万台生産され、世界中のスキャンニングLiDARを搭載した車の99%がヴァレオ製品を装着しているとのこと。同社はプレミアムクラスの新車において、最大30%が2030年までにレベル3の自動運転を実現するとみており、ライダーの技術がその核になる。

 自動車以外への搭載も広がっていくことで、ライダーの市場は、2030年までに500億ドル以上になると予想しているという。