Amazonプライム会費は今後も値上がる? 「年1000円アップ」はまだ甘いのか、背後にあった物流危機とドローン計画難

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アマゾンは2013年からドローン配送サービスを開発している。発表から10年もたてば進展があるかと思いきや、なかなかうまくいっていないようだ。

ドローン不要論も噴出

下諏訪町における次世代型店舗。ドローン発着場(画像:イオン)
下諏訪町における次世代型店舗。ドローン発着場(画像:イオン)

 Amazon Prime Airのサービス開始を受けてワシントンポストの取材を受けたロックフォード在住の人は、

「ロックフォード近郊の町は設備が少ない(配送環境などが整っていない)ところもある。そういう場所のほうがドローン配送サービスに適当だ」

と述べている。気候や地形などの条件からロックフォードがサービス対象地に選ばれたが、通常の配送で十分速く、ドローンは必要ないという声もある。

 企業の都合ではなく、本当に必要とされる地域でサービスが展開できれば、住民の反発を招く可能性は低くなるかもしれない。離島や過疎地など、ドローンが必要な地域は日本には少なからずあるはずだ。実証実験で終わることなく、必要な人の手に渡るよう、慎重にプロジェクトを進めていく必要がある。

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