「宇都宮LRT」は本当に成功するのか? 8月開業も地元紙が内部文書スクープ、概算事業費172億円増加で 乗客試算も甘すぎの現実も
宇都宮LRTが8月26日、開業する。1948年以来となる新規路面電車だけに注目を集めているが、地元新聞による内部文書のスクープなど、必ずしも順調とはいえない幕開けだ。
開業はあくまでスタート

開業はあくまでスタートである。実際、宇都宮LRTを軸とした公共交通の再編で、自家用車の利用が減ることに期待する市民は多い。一方で
「わざわざ停留所やバス停にいくのは面倒」
「荷物が多いときはどうするのか」
と、公共交通機関の利用に対する懐疑的な見方は依然として存在する。
宇都宮市は全国有数の車社会の地域だ。これが本当にガラリと変わるかどうか――。8月以降の変化を注視ししたい。