全国のSA・PAで頻発 物流トラックが停車できない「迷惑駐車問題」、ドライバーへの負担増で2024年問題に追い打ちか

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個性的なSA/PAは近年増え、多くの来場者でにぎわっている。一方、大型車の駐車スペースで問題も起きている。

利便性向上の一方、顕在化する問題

談合坂SA下り(画像:写真AC)
談合坂SA下り(画像:写真AC)

 これらの人気SAは入ったまではよいが、肝心の

「駐車スペースがない」

ことは、もはや珍しくない。

 SA/PAは普通車と大型車の駐車スペースがわけられている。大型車などは指定スペースが空いてないと、空いているほかのSA/PAまで余計に走行しなければいけない。すなわちドライバーにとって

「余計な負担」

が生じるということである。

 一方で普通車/大型車のいずれも、指定駐車スペースが満車だと、ほかのスペースに割り込むケースが少なくない。これらは明確な迷惑行為であり許されることではない。

 白線で指定された駐車スペースを無視した連絡通路への駐車、白線をまたいでの駐車なども明らかな迷惑行為だ。ハンディキャッパー用駐車スペースへの迷惑駐車の話などもしょっちゅう耳にする。

 とはいえ、緊急的なトイレの利用など、心情的にやむを得ない場合もある。正しく背に腹は代えられないものである。

 その一方で、マナー違反は承知で、通行料金割引時間を目的に指定場所以外での長時間駐車を行うなどの例も散見できる。まさしく、昨今のSA/PAは利便性が向上している一方で、

「諸問題が顕在化している」

という、運営組織にとってはアタマが痛い存在なのだ。

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