京都は早くも「観光公害」 GW連休前から駅前バス・タクシー100人以上の大行列、地元商人ウハウハも 先が思いやられる厳しい現実
京都市の中心部や人気観光地でゴールデンウイークを前に混雑が始まり、長蛇の列ができている。京都市などが対策を打ち出しているが、効果は出るのだろうか。
商業者や宿泊業者はにんまり

四条河原町の高島屋京都店は10月、隣接地に「T8」と命名した専門店ゾーンを開設する。売り場面積約1万3000平方メートルに任天堂の公式ショップ、漫画専門の古書店「まんだらけ」などサブカルチャー、エンターテインメント中心の約50店がオープンする。
計画内容を見ると、市民より日本文化に興味を持つ若い外国人に照準を合わせた印象がある。高島屋京都店は売上高で京都市の地域一番店だが、コロナ禍で失った売り上げを一気に取り戻そうとしているようだ。
京都駅周辺の宿泊施設はゴールデンウイークの間、大半がほぼ満室。台湾や韓国、米国などからの家族連れやグループが目立つという。京都駅近くのホテルは
「コロナ禍で離職者が多く、やり繰りに苦労しているが、久々に連休で盛り上がりそう」
とにっこり。コロナ禍で壊滅的打撃を受けた民泊業界にも復活の兆しが見える。
観光客数の回復で商業者や宿泊業界が潤うのは良いことだが、観光公害が復活すれば、外国人は京都に幻滅し、日本人は京都を避けることになりかねない。
コロナ禍という3年間の猶予期間に京都市などはどこまで本気で混雑緩和に取り組んだのか、結果はゴールデンウイークに出る。