京都は早くも「観光公害」 GW連休前から駅前バス・タクシー100人以上の大行列、地元商人ウハウハも 先が思いやられる厳しい現実

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京都市の中心部や人気観光地でゴールデンウイークを前に混雑が始まり、長蛇の列ができている。京都市などが対策を打ち出しているが、効果は出るのだろうか。

コロナ禍前に戻った京都

外国人観光客でごった返す東山区の産寧坂(画像:高田泰)
外国人観光客でごった返す東山区の産寧坂(画像:高田泰)

 コロナ禍前の2019年に京都市を訪れた国内外の観光客は約5400万人。うち、外国人観光客は2015年の2倍近い約890万人に達した。観光地は人であふれ、市民が市バスやタクシーに乗れない事態が相次いだ。外国人観光客が早朝や深夜に住宅街でキャリーケースを引く音は市民を悩ませた。

 政府が2022年10月、外国人観光客の入国者数上限を撤廃し、個人旅行受け入れを再開したのを機に、京都市へ外国人観光客が戻ってきた。だが、秋の紅葉シーズンには左京区の南禅寺や平安神宮付近でバスに積み残しが出たほか、東山区の清水寺周辺で渋滞が発生している。ゴールデンウイーク前の現状はどうなのだろうか。

 下京区の四条河原町から東山区の祇園を通り、清水寺へ歩いてみた。四条通は両側の歩道いっぱいを観光客が占めている。祇園の花見小路は警備員がフル回転で交通整理していた。四条通の和菓子店従業員(50歳)は

「コロナ禍前の売れ行きに戻りつつあり、ほっとしている」

と笑顔を見せる。

 清水寺参道の二寧坂、産寧坂は外国人観光客が大挙して押し寄せ、足の踏み場もないほど。人気飲食店の周りでは入店待ちの行列ができ、五条坂は観光バスとタクシーで渋滞が発生していた。

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