サイクルスポーツ人口10年で半減も 地方自治体が「自転車観光」にすがりつく根本理由

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近年、サイクルツーリズムが地方自治体で推進されている。その背景にはいったい何があるのか。

期待されるインバウンド集客

インバウンドのイメージ(画像:写真AC)
インバウンドのイメージ(画像:写真AC)

 今、サイクルツーリズムに期待されているのは訪日外国人(インバウンド)の集客である。欧米系のツーリストのなかには自転車で観光地をめぐるスタイルが見られ、サイクリング環境を整備することはインバウンドの集客促進につながる可能性がある。

 また、日本の観光地は海外リゾートのように滞在型というよりは

「周遊型」

であり、フットワークよくめぐる方がその魅力が伝わりやすいこともある。

 地方に多い景観である里山や田園地帯は自転車でめぐれば季節感も感じられやすいだろう。地域としてはより広範囲のエリアにきめ細かく観光の経済的恩恵をもたらせる期待がある。さらに、大規模な大会を誘致できれば大勢の観客を集客できる可能性も出てくる。

 国土交通省はサイクルツーリズムの推進による観光立国の実現のため、わが国の観光地における国際的なサイクリング大会などの誘致、走行環境整備や受け入れ環境整備などによる世界に誇るサイクリング環境の創出を目指している。

 具体的にはサイクリング拠点やコンテンツなどの充実として、

・商業施設(コンビニなど)などと連携した受け入れサービスの充実
・サイクルツーリズムを含む体験型/滞在型コンテンツの推進
・マウンテンバイクのコース整備や森林の保全管理などの推進

が挙げられているほか、サイクリングルートの持続的な磨き上げとして、ナショナルサイクルルートなどの整備、日本政府観光局(JNTO)のサイトなどを活用した情報発信などを上げている。

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