晴れていたのに視界真っ白! 運転中の「ホワイトアウト」、どう対応すればいいのか?
冬になるとニュースなどで耳にする「ホワイトアウト」。発生しやすい状況や、対策について解説する。
ホワイトアウトが起こりやすい「条件」とは?

ホワイトアウトが起こりやすい条件は複数挙げられるものの、「寒地土木研究所」の研究では、ホワイトアウトのように視程障害が起きやすい環境として、下記の3つを挙げている。
ひとつめは「周囲の開けた平たんな地形の道路」。例えば田畑や牧草地などの平地では、強風であっても風を遮るものがないため、雪が積もると雪原になりやすい。ただでさえ一面真っ白な中で強い風が吹けば、吹きだまりが起きて一瞬でホワイトアウトが起きてしまう可能性がある。
ふたつめは「峠区間や急峻(きゅうしゅん)地形の道路」。山岳地など、急峻地形にある道路では、気象の変化が激しいことに加えて、複雑な地形を吹き抜ける風によって、視程障害を起こしやすい。また標高の高い山地には背の低い木が多いため、吹雪を遮る樹木が少なくなる点も、ホワイトアウトにつながりやすいと言えるだろう。
3つめに、「切り土区間や盛り土との境の区間」だ。山を切り崩して谷となっている「切り土」と、谷や平地に土を盛った「盛り土」の境の区間では、盛り土から切り土に吹き込む風によってホワイトアウトが起きやすいとされている。
さらに同研究によると、視程障害が起こりやすくなる条件として
・気温が低く、風速が8m/s以上の時
・道路の雪堤が高くなっている時
・大型車が巻き上げる雪煙
といったものが挙げられている。風が強い時のホワイトアウトは想像しやすいが、風がそれほど強くない場合でも、路側の雪堤が高い場合には、地吹雪がドライバーの目線に達してしまい、視界が遮られてしまうのだ。
降雪直後で道路上に新しい雪が積もっている際には、対向車や追い越し時の雪煙でホワイトアウトが起こるケースもあり、注意が必要だと呼びかけている。