東海道新幹線「倉見新駅」への高まる疑念! 膨大な建設費と開き過ぎた平塚・寒川のテンション、そもそも相模線複線化どうするのか

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東海道新幹線沿線の一部地域では新駅建設への期待が高まっている。その可能性が高いのが、新横浜駅と小田原駅の間、寒川町倉見地区の「倉見新駅」である。

東海道新幹線に新駅は建設されるのか

新横浜駅に到着する下り東海道新幹線(画像:写真AC)
新横浜駅に到着する下り東海道新幹線(画像:写真AC)

 東海道新幹線に新駅は建設されるのか――。

 リニア中央新幹線の建設と並行して、東海道新幹線沿線の一部地域では新駅建設への期待が高まっている。なぜなら、リニア開通後は東海道新幹線の役割がワンランクダウンし、より細かい地域輸送の役割を担うことになると見られるからだ(のぞみの大都市間輸送がリニアに移行して、現在のひかり・こだまのような細かい地域輸送を東海道新幹線全体が担う)。

 この役割分担は、2011(平成23)年4月の「交通政策審議会中央新幹線小委員会答申」でも触れられている。しかし、少なくともリニア中央新幹線の建設が始まってから、JR東海が具体的に新駅について触れた事例はない。

 もっとも、期待だけが高まっているわけではない。過去の事例を見ると滋賀県では2002年4月、滋賀県やJR東海などの協議を経て、新駅設置が決定している。この駅は2006年6月に「南びわこ駅」の仮称で着工に至ったものの、翌月の県知事選で建設凍結を掲げた嘉田由紀子氏が当選、2007年をもって建設は中止された。

 これは中止になったケースだが、東海道新幹線で新駅建設の可能性がゼロではないことは明らかだ。

 そうしたなか、その可能性が高いとされているのが、神奈川県の新横浜駅と小田原駅の間、寒川町倉見地区の「倉見新駅」である。可能性が高い理由は、新駅ができることを見越して都市計画が進んでいるからだ。

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